温泉地へ旅行に行くと、多彩な浴衣を無料で貸し出している旅館が増えてきました。
兵庫の城崎温泉や和歌山の白浜温泉のように、宿泊する旅館のお風呂以外に湯めぐりができる温泉地では、好みの浴衣を着て街を散策するのも楽しいものです。
けれど、現地へ行って実は着方が分からなくて困ったという方も少なくないでしょう。
そんな時のために、簡単に着られる着方を覚えておくことをおすすめします。
まず浴衣に袖を通したら、右身ごろをお腹にあてて余分な身ごろを折り返します。
この時、衿をまっすぐに整えておくとキレイに仕上がります。
次に左身ごろを合わせて、裾が真っすぐになるように調整しながら、腰のあたりで端折ります。
そして端折った部分のすぐ上あたりに、帯を締めます。
帯は前から後ろへ持っていき、後ろで一度交差して前へ戻して結びます。
結び方は自由ですが、もちろん蝶々結びでもOKです。
帯を結ぶ前に、左右とも帯の下を一度くぐらせておくと、結びがほどけても帯が外れないので安心です。
結び目を衿のラインに合わせると、見た目が美しくなります。
最後にしわが寄っている部分を伸ばし、全体を整えてできあがりです。
是非、試してみてください。
日々の忙しさから離れて普段とは違う場所を訪れ、景色を見たり地元の食べ物を味わったりすることができる旅行は、とても大きな楽しみのある趣味なので人気があります。
旅行先にも何がしたいかによって色々なタイプがありますが、疲れた心と体を癒したいという場合には、温泉地に行くのがとても効果的です。
温泉地の浴場は家庭のお風呂よりもずっと大きくて開放感があり、また体に良い成分が豊富に含まれているので、肩こりや慢性疲労などに悩んでいる人にはもってこいです。
そんな温泉地にせっかく行ったのであれば、浴衣を着て楽しむというのがおすすめです。
旅行の大きな魅力はその非日常性で、普段と同じ装いではまだ日常感が抜けませんが、いつもはなかなか着て出歩く機会のない浴衣を身に着けて街を歩くと、周囲の雰囲気と相まって非日常的な楽しさを満喫できるのです。
ただ浴衣は着慣れていないと美しく、またかっこよく着こなすことが難しいか知れないので、温泉地に行く前に少し着る練習をしたり、知識を身に付けておいた方が良いかも知れません。
Last update:2024/11/6